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~生駒 翼の徒然日記~

ICU(国際基督教大学)に通う千葉県在住の教養学部生です。心理学(主に臨床心理学、コーチングなど)、太極拳、リベラルアーツなどを中心に、徒然なるままに思うことを書き連ねて往きます。Twitterアカウント:@Tomo_Haneda03

卒業論文の提出 〜『身体同一性尺度の作成の試みーDevelopment of the Body Identity Scaleー』〜

FBからの転用です。

 

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今更の報告になってしまいますが、2月の初旬に卒業論文を提出して来ました。

テーマは『身体同一性尺度の作成の試みーDevelopment of the Body Identity Scaleー』です。

身体同一性(body identity)とは、「『自分の身体を自分のものにする』という身体感覚・身体能力の支配感覚、身体そのものが喜ぶ感覚、身体構造にかかわる肯定的感覚に、自分自身を同一視できる能力」と定義されるもので、一言で言えば「身体性」の事を言います。

現代人は、IT依存社会などの影響で、この身体同一性を確立出来ずにそのまま大人になってしまっている人々が多く、その結果、知らぬ間に様々な問題が生じていると言われています。

今回は、この「身体同一性」を正確に測る為の質問紙を作成しようという内容の卒論でした。

調査にあたっては、フロイトやE.エリクソンなどを源流とする欲動論や同一性の研究を洗いざらい調べてみたり、離人症(depersonalization)と呼ばれる心気症の症状と身体同一性との関連などを調べることで、理論の整備を行い、本調査を行いました。

このテーマを選んだ理由は、そもそもが自分のコンプレックスから来るものでした。

昔から、運動はあまり得意ではなかったし、頭で考える事はある程度出来ても、それを現実世界で身体性を持ってして表現する事が全然出来ませんでした。

更には、時々、『自分の身体がどこにあるのか分からない……』と、身体感覚を見失う事が多く、例えば、音楽でも、ボーカロイドの様な身体性を外した「オンガク」は聴くことが出来ても、普通の音楽の生演奏やライブとかを聴いても、何をやっているのかがよく分からないし、そういう場で素直に「音楽」を楽しんでいる人を見て、心底羨ましく感じたし、いたたまれない気持ちによくなりました。

そういった過去に自分が経験し、そして今でも経験する事のある現象が、一種の「離人症」と呼ばれていたり、またはそれが起こる原因の一つに、「身体同一性」の発達不全があると、授業や本を通じて知りました。

他にも、大学生になってギターを始め、ライブをやってみたり、某元カリスマナンパ師のワークショップを受講したり、太極拳をやって来たことも深く関係して来ています。

 

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コンプレックスと正面から向き合った為、この一年間の卒業研究は、どちらかといえばシンドイものでしたし、自己嫌悪との戦いでもありました。

また、研究の結論を言えば、統計的には仮説通りの意味のある結果が出たのですが、ゼミ内の最終発表では、そもそもの理論の定義の仕方や、調査方法の甘さを指摘され、学術的にはあまり価値の無い論文となってしまいました。

最終発表でゼミの皆や先生に(愛の鞭で)ボコボコにされ、相当落ち込んで、しばらくはこうして報告も出来なかったのですが…………それでも、現状の自分の未熟さを甘んじて受け入れつつも、そこで得た学びを放り捨ててしまわないで、少しずつ、周りの人にシェアする義務と責任があるなと今では思っています。


近々、友人が開発した卒論をシェアするアプリに自分の卒論も投稿する予定なので、それが出来たらFBやブログを通じてシェアをし、詳しい説明などをしようと思っています。

また、この卒業論文を持ってして、アカデミックな世界とは一旦縁を切る事になりますが、僕自身の人生はまだまだ続くものでありますし、自分の身体同一性(body identity)とはまだまだ向き合う必要があります(その次に性的同一性や職業的同一性といった課題も待ち受けています)。

その為、一先ずは、もっとちゃんと身体を鍛え、自分の全潜在力を扱える様になる為に、自分の身体の運用能力を高めていきたいと思います。

最後になりますが、調査に協力して頂いた206名の皆さん、本当にありがとうございました!希望者にはこの後アンケートに書いて頂いた連絡先にフィードバックを送らせて頂きます。

また、こんな危うい自分の研究を最後まで応援し、時には耳に痛いアドバイスも下さったゼミの先生やゼミ生の皆にも、改めて、この場を借りて感謝の意を伝えさせて頂きたいです。ありがとうございました。

以上です。

ではまた、改めて!

 

連絡先:tsubasaikoma1@gmail.com